医療法人雙立会 碩心館病院

糖尿病 食事のポイント|徳島の糖尿病なら碩心館病院

糖尿病内科

糖尿病内科

糖尿病 食事のポイント

食事療法は、インスリン注射をしている人も、血糖降下剤を飲んでいる人でも、誰でも必ず行わなければならない基本的な治療です。 指示エネルギー内で栄養バランスのとれた食事を行いましょう。

  1. 決められた量(指示エネルギー)を守りましょう。
  2. 毎食、バランスの取れた食事をとり、1日3食、規則正しく食べましょう。
  3. 外食は、控え目にして、糖分・塩分を控え、薄味に慣れましょう。
  4. 食事は、満腹感が出るようにゆっくり噛んで食べましょう。
  5. 食品交換表は、身近に置いて利用し、食品の分類を覚えましょう。
  6. 食品の計量を習慣づけましょう。
  7. 定期的に体重のチェックをして、太っている人は、標準体重まで痩せましょう。
  8. 間食・アルコールは医師と相談してからにしましょう。

糖尿病の食事は、自分の好みで食品を選んでいると栄養的に欠陥のある食事になりかねません。栄養的にバランスの取れた食事を一緒に考えましょう。

合併症の食事のポイント

高血圧症の合併

糖尿病食を守り、1日6~8gの塩分に制限する事が重要なポイントになります。まず、日常使用している調味料を半分に減らす事から始めましょう。
動脈硬化を引き起こしやすいので、動物性の脂肪を取り過ぎないように注意しましょう。

動脈硬化症の合併

血液中の脂肪(コレステロール、トリグリセライド)の増加と密接な関係があります。コレステロールの多い食品(動物性脂肪)、トリグリセライドを増加させる食品(砂糖、お菓子)を控え、禁酒・禁煙をしましょう。

腎症の合併

蛋白質の分解産物が尿中に排泄できなくなって、血液中に貯まってしまいます。
腎臓の負担を軽くするために、蛋白質の制限が必要になります。交換表を利用しましょう。

外食のポイント

和食・洋食・中華料理とグルメブームなどで、家族や友人と気軽に外食の機会が増えました。コンビニエンスストアなども増え、昼も夜も外食という人が多くなっています。 指示単位を守るために外食の特徴を理解しておきましょう。

特徴
  1. 一般に総エネルギーが多い。
  2. 主食(ご飯・麺)が多い。
  3. メニューにより肉・魚・油の使用量が多い。
  4. 野菜が少ない。
  5. 濃い味付けが多く、塩分・糖分の取り過ぎになる。

※アルコールを飲む機会が多くなる場合もあるので注意してください。

寿司
見た目よりごはんの量が多い。野菜が足りないのでおひたしなどを追加しましょう。
定食
ご飯の量は残して調節を。副食のメインに脂肪分の多い時も残しましょう。
カレー
一品料理は栄養のバランスが偏りがちになります。サラダ(ドレッシング・マヨネーズ抜き)なども注文しましょう。
どんぶり
たれに調味料が多くご飯の量も多目です。揚げ物が具にのってる場合は、衣を取りましょう。
そば
五目そば、鍋焼きうどんなどは、麺を調節すれば栄養バランスが取りやすいです。汁は塩分が多いので控えめにしましょう。

糖尿病について

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