理事長あいさつ
碩心館病院のホームページにアクセスいただき、ありがとうございます。
当院は、徳島市の南端に近接する小松島市江田町に昭和63年1月14日に開院しました。
患者様は、徳島市南部、勝浦郡、那賀郡を中心に県南部の広い範囲から来ていただいておりますが、公共交通機関が近くになくご不便をおかけしています。
病院名のいわれをよく聞かれますが、「病める人々には赤心でもって接し自らは碩心(碩学)たるを求む」という病院理念より、「せきしんかん」と名付けたものです。
開院当初から、徳島赤十字病院循環器内科のご協力の下、徳島の民間病院では初めて冠動脈造影検査、冠インターベンション、ペースメーカー植え込み術などのカテーテル診療を始めさせていただき、平成27年末にはCOAGや下肢動脈造影など1624例、PCI(POBAおよびSTENT<DES、BMS>)314例、ペースメーカー植え込み術およびバッテリー交換275例に達しました。この間、徳島赤十字病院循環器内科の皆様には重病例、合併症例など一方ならずお世話になっております。
さて、当院は民間の循環器専門施設の先駆けとなるべく職員一同頑張ってまいりましたが、地域の患者様のニーズの変化もあり、平成26年度より早期リハビリも考慮した地域包括ケア病棟を有する地域一般病院として施設の充実、職員の研修に取り組んでおります。
特に、徳島赤十字病院で急性期を過ごした循環器疾患の患者様や術後の患者様の心臓リハビリテーションを行っております。また、血管病とも言われる糖尿病患者様の診療も行っております。
このため、今後ますます地域の先生方、住民の方々との連携を深め、ご協力をいただく必要がでてくると思います。今まで同様、ご指導、ご援助よろしくお願い申しあげます。
碩心館病院 理事長 矢野勇人
院長あいさつ
2023年4月から、院長に就任いたしました矢野勇大と申します。
先代の藤本先生がやってこられた堅実な医療を継承し、徳島市南部を含めた南部医療圏を守るためにこれからも一生懸命頑張る所存です。 今後は高齢化の更なる進行とともに人口減少が急速に進みます。支える側が減り、支えられる側が増える構図です。社会保障費の増加を背景に、皆保険制度を守るため国は急ピッチで現行の医療体制からの変革を進めています。内容としては医療のデジタル化や予防医療、在宅医療の充実で、これらは我々の想像以上に変化していく可能性があります。当院もその動きに遅れず呼応し、院内改革を進めています。具体的には増加する心不全患者や癌患者への対応、通院困難な患者さんへの在宅医療です。これからも地域の患者さんに最適な医療を提供できるよう歩んでまいりますので、よろしくお願いいたします。碩心館病院 院長 矢野勇大