循環器内科は 狭心症・心筋梗塞・心筋症等多くの患者様が受診されています。
まず、診察時にくわしく症状等を聞かせていただき、それにより必要な検査を受けていただきます。
その結果、治療またはさらにくわしい検査の必要な方は医師と相談の上決めていきます。
胸の不快感・痛み等、胸部症状のある方は、 当科を受診してください。
診療時間
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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午前 9:00~12:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ● 第2、4 |
午後 14:30~17:30 | - | - | - | ● | ● | - |
検査
ABI(血管年齢検査)、トレッドミル検査、心エコー、ホルター心電図に関しては、こちら「検査部」のページをご覧ください ≫
循環器疾患の診断と治療
心臓カテーテル検査
平成30年8月末より、新しい心臓カテーテル検査装置が稼働し始めました。
最先端技術を集約した新しい装置により、従来の装置に比べて、低線量で高画質な画像を提供できるようになっています。
また患者様は、以前よりもさらに安心して診断、治療が受けられるようになっています。
当院では昭和63年創立より徳島県の個人病院としては初めて心臓カテーテル検査を施行し、2015年12月現在まで1650例を超える患者様が検査を受けられています。
心臓カテーテル検査とは
手首や腕の動脈よりカテーテルを心臓の冠動脈(心臓を養う血管)まで進め先端より造影剤を注入しX線にて造影撮影することにより狭心症・心筋梗塞・心臓弁膜症などの診断をし、薬物治療・カテーテル治療・外科治療(バイパス手術)での治療方針を決めます。
検査時間は15分~30分ほどで局所麻酔を行い、痛みも麻酔時の注射のみで苦痛もほとんどなく安全かつ正確に検査をお受けいただけます。
当院では、手首からの検査がほとんどで検査後も安静度が軽く入院期間も1泊2日となっております。
PCI(経皮的冠動脈インターベンション治療)
心臓カテーテル検査にて冠動脈に狭い部分があると診断されると、狭い部分を風船で拡げる治療を行い、治療方法の一つとしてステント(金属性の網状の筒)を留置し再び血管が狭くなることを予防します。
近年は、表面に薬剤を塗ってあるステント(薬剤溶出性ステント)が再狭窄予防に強力な効果を上げております。ステント治療のためには、血液をサラサラにするための薬剤(抗血小板剤)の追加投与が必要となります。
現在当院では300例を超える患者様がPCIを施行されています。
永久ペースメーカ植込み術
心臓は筋肉からできていてポンプとして働いています。1日に約10万回拍動し約8000Lの血液を送り出しています。このポンプを動かすためには、電気刺激が必要ですが刺激伝導系に異常がある場合、息切れ・めまいを自覚し、症状が強い場合、失神や突然死にも繋がりかねません。
この様な症状を改善するのがペースメーカです。ペースメーカにはいくつかの種類があり、一般的には電池(ジェネレータ)とリード(電気をジェネレータから伝える電線)の部分に分かれています。2015年12月現在当院では300例の患者様がペースメーカ植込み術を受けられております。
電池
リード
装置
ワーファリン・直接経口抗凝固薬(DOAC)について
ワーファリンや直接経口抗凝固薬(以下DOACと表記します)は、血液を固まりにくくして血栓を予防する薬です。発作性心房細動や慢性心房細動によって心臓内に血の塊(血栓)ができ、その血栓が心臓や脳などの血管に流れていくと詰まってしまうので、予防のためにワーファリンやDOACを服用します。